サシバ

朝日新聞・夕刊で連載を始めた「レッドリストの鳥たち-保護の現場から」の2回めは、「サシバ」です。

サシバはタカ目タカ科の猛禽類ですが、渡りをすることで有名です。

サシバの獲物は、カエルや蛇です。ですから、水田や近くの林に依存して子育てをします。記事によると子育の様子を観察したところ、餌は、最初は、水田などにいるカエルが30%近く占めたが、そのうち林のアオガエルが40%近くになったそうです。草の高さが問題らしく20cmを超えると餌がとれないそうです。ですから、稲が伸びると餌場を林に求めるそうです。

そこから、サシバの保護には、林に人の手をいれることが大切のようです。

千葉県佐倉市では、里山環境の復元でサシバを保護している活動をしているそうです。

でも、オオタカとかは、知名度がありますが、サシバは知名度が低いので、重要性が理解されにくいそうです。

ちかごろ里山の重要性があちこちで見直されているようです。こういった希少動物の保護にも必要だということ以外に、里山に人が手をいれることで、最近、多いイノシシの被害にも効果があるそうです。

保護しなければならない動物も知名度がないとなかなか難しいというのも悲しいことですね。

そう思うと、国営放送の動物のドキュメンタリー番組はがんばって欲しいと思います。海外の動物を取り上げることも必要だけど、日本の動物ももっと取り上げて欲しいですね。

 

 

 

 

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