たまごにいちゃんシリーズ

昨日の朝日新聞の夕刊で、「たまごにいちゃん」シリーズが紹介されていました。

気に入っている絵本なのでうれしかったです。

いつまでもお母さんに甘えたい「たまごにいちゃん」は、卵の殻をつけたたままで、ある意味、成長を拒否します。 でも、そうはいってもいずれ、卵の殻は割れてしまいますが...

大人が読めば、楽しい話の中に、複雑な子供心が感じられると思います。

シリーズは、いくつかありますが、残念ながら、自分は、最初の2冊しか読んでませんので、あまり多くは語られませんが、卵の殻が割れた後の「たまごにいちゃん」の話がよくできていると思います。

卵の殻が割れたら、ひよこの時代は通りすぎて小さなとさかがあるにわとりになってしまいました。そうなったら、弟、妹たちの面倒を見なくてはなりません。 もう一度あの時代に戻りたいと寂しくなる「たまごにいちゃん」でした。でも、そんな彼を、これからの成長の喜びを教えてくれるのが友達の存在、いい展開だと思いました。



がんばる!たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)
あきやま ただし(著)

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