ミヤマガラス 12月・ミヤマガラス



ミヤマガラス
イラスト:折笠由香利
 
 
ミヤマガラス【深山鴉】
Corvus frugilegus
Rook
スズメ目カラス科
全長:約47cm。ハシボソガラスよりやや小さい。

冬鳥としてほぼ全国に生息。日本海岸側に多い傾向があります。
見られる主な所は、平地から山地の農耕地、川原、林など。
食べるものは、昆虫類やミミズ、落ち穂などの草木の種子。

ミヤマガラスのミヤマは、「深山」で「人里から離れた奥山、深い山、遠隔の地」の意味。でも実際は、平地に多いです。
この鳥は、ユーラシアの中緯度地帯に広く分布していますが、日本では繁殖していない冬鳥です。

英名は古英語の擬声語に由来します。

「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥協定」指定種

参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社)