絵本 †
巣から、人間の子供にさらわれて、4人の子供たちに育てられたカラス、エドガー・アラン・クロウの物語。みんなに大事にされ、成長したエドガーは、そのうち、彼らのお手伝いをしたいと思うようになりました。でも、やることなすこと、人間にとっては、迷惑なことばかり。落ち込んだエドガーでしたが、やっと褒められることを見つけました。そして、役にたつけど、いたづらもする、そこそこお行儀のいいカラスになりました。 カラスの魅力が感じられる一冊です。
ガチョウのアレキサンダーは、ヘリオトロープ・パンジーが好きです。シルヴィー・アンと犬のウィギーと、同じくガチョウのアラミンタと散歩の途中、フィローおくさんの家の庭にヘリオトロープ・パンジーが植えてあるのを見つけました。池で、みんなが遊んでいる時も、ヘリオトロープ・パンジーが忘れられず、こっそりと抜け出し、フィローおくさんの庭に行きました。それからが、やりたいほうだい。レタスを食べたり、豆の木、キャベツも食べ、干してあるテーブルクロスの上を歩き、そして、ヘリオトロープ・パンジーのところへ。でも、悪いことはできないもので、フィローおくさんに見つかってしまいました。... さて、アレキサンダーはどうなるのでしょう。 小さい女の子と、2羽の大きなガチョウと犬の組み合わせが、なんともかわいらしくて、ほほえましいです。たんたんと語られ話ですが、ユーモアが感じられます。
幼い兄妹トムトムとエフナーが飼っているシスリーBは、陽気なハンサムなカナリア。ある日、兄妹のおばあさまが、プレゼントを持ってきました。大事そうな箱に入っていたのは、シスリーBのお嫁さん。シスリーBは、大きなカゴを持ってます。でも、お嫁さんは、人形の家が気に入り、そのバスタブを占領してしまいました。やがて... やさしい絵柄が、心地いい一冊です。
一匹一匹虫を追っかけて捕まえて食べるヒタキが大変だとぼやいていると木の実を食べる鳥が声をかけ、君も僕みたいなくちばしだったら、よかったのにねということから、いろんな鳥のくちばし自慢がはじまります。そしてどれが、一番立派なくちばしか決めましょうということになった時... 図鑑のようなリアルな絵で、教育用には、もってこいな本だとは思いますが、結末が正直いうと、好きではありません。
ある むくどりの父と子の物語。子供は、母が死んだことを知らされず遠いところへ行ったと父親にいわれます。子供が母は今何処へ行ったのと聞いても、父親は、子供に本当のことが言えず、ただ、なま返事するだけです。 |